付箋のうろこ

/ 2011/02/06 /
2月某日
所用で浅草へ。
用事の後「花やしき」に寄ってみる。初めて来たが結構人が多いことに驚く。それも赤や銀髪のヅラをつけて、不思議な形の和装をしている人が。
後でわかったがその日はコスプレ撮影のイベントがあったようだ。そういうお客さんだけでなく普通の親子連れやカップルもたくさんいる。ローラーコースターに乗ってみたら、前の列に座った中学生ぐらいの女の子が絵に描いたような悲鳴をあげ続け、それがおもしろくて笑ってるうちに行程が終わってしまった。以前聞いていた「人家に突っ込むようなロケーション」はなかった。残念。コースターと名のつくものに乗ったのは数えきれないぐらい久しぶりで、おしりの下がふわっとする感覚が新鮮だった。

そして「花やしき」の入場券は昔の国鉄切符みたいでたいへんかわいらしく、感激して持ち帰った。思えば昔、改札の人は切符を切る道具(改札鋏というらしい)をかちゃかちゃ鳴らしていたよなー。鋏からスタンプへ変わった時、手持ち無沙汰そうに見えたのを思い出した。



その後同行していた家の者が「御前汁粉が食べたい」と言っていたので、仲見世裏通りの「梅園」へ。餡類苦手な自分は葛餅をオーダー。そもそも甘味を積極的に食べないので、葛餅を甘味屋さんで食べたのははじめてだった。きな粉がおいしかった。ちょっとだけすすらせてもらった御前汁粉も上品な甘みで豆くささが微塵もない。でもウマー、食べるー!とはならなかった。生きてる間に餡を好きになれたら少し幸せかもしれない。でもまだその日は来ないようだ。

2月某日
「月世界」というお菓子を食べる。さく、しゅわっと口の中でなくなる、不思議な食感。富山で作られているようで、製造元の名前が「月世界本舗」という。なんというナイスネーミング。

2月某日
付箋をつけていた本を開きノートに書き写したりテキストファイルに打ち込んだりしながら付箋をはずす。はずした付箋はあとでまとめて捨てるつもりで、机の片隅にじゃんじゃん積み重ねて貼っていく。ものや用途にも寄るが、基本的に本に付箋が付きっぱなしなのがあまり好きではないため、よくこんな作業をする。積み重ねた付箋をふとみたら、魚の腹の鱗みたいな形状になっていた。

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