ご興味をお持ちの方はご覧になってみてください。
— 佐藤りえ (@sato_rie) 2019年7月4日
はたちごろまでは絵を描いている時間のほうが、本を読んでいる時間より断然長かったのですが。
30歳ごろからだったか、だんだん絵を描くのがしんどくなってしまっていました。
当時はちょうど絵の学校に通っていたのですが、学校の課題はまあなんとかするとして、それ以外になにかを描くのがとにかく苦痛でした。
ものごころついたころからチラウラと筆記用具を握りしめていたというのに、
障子紙にキャンディキャンディを模写したものを小学校で売っぱらってちょっとした問題になったり(たしか10円ぐらいだった)、
ひとの家に遊びに行って「絵を描いていい?」と聞き、持参したスケブに絵を描き始めてしまう、というような(今思うと)おかしなこどもだったのに、
これはいったいどうしたことだろう。
当時は自分自身に困惑しました。
なんでもいいから描いたらいいじゃない、とお思いかもしれませんが、そういうことでもないんです。
らくがきをしようと線を描いても、そのあとが続かない。
なにも出てこないので、描く頻度が減る。
そうすると手はすっかりダレているので、「こうしよう」と思った線がまったくひけない。
描く頻度が減る。
という、デフレ(?)スパイラルに入ったんですね。
タブレットとスタイラスに慣れよう、とはじめたスケッチですが、
さいきん少し楽しくなってまいりました。
やはり思った線は描けていないのですが。
絵を描くということは、自分にとってはなにかの回路なんだろうと思います。