少々たてこんでおりまして、歌集の感想はもう少し先になりそう。
自分で書いた少し前の記事を読んで慄然とする。
去年結局3回しか更新してない。
*
猫たちは食欲不振や便秘や嘔吐を経てなんとか猛暑をやり過ごした。
ふたりとも療法食を嫌わず食べてくれて助かる。
*
河井寛次郎展を見てきた。
二万点にも及ぶ試作陶片、そのうち数点が展示されていた。
大変な作業だけど楽しいだろうなあ、と思う。
ガラスケースに飾られて、ひとびとにおお、と言ってもらう前の、手元の喜び。ひとつを得るために十が失敗になったとしても、その試行錯誤のたのしさには共感する。
*
家の者の部屋に取り付けたクーラーが有能すぎてすごい。
冷え方がやさしいし、除湿性能もキッチリきいている。
さすがSH○RP…
去年までクーラーなしで過ごしていたが
(暑いの平気+好きなので設置してなかった。汗かいても平気だし、汗をかいてることに気づかないらしい。そういう人種がいることを初めて知った)
今年の猛暑はこたえたらしく、「取り付けてよかった」とのこと。
*
所用で俳句の在庫をあらっていたら、秋の句がめっぽう少ないことに気がついた。
これはたぶん、夏のあいだ暑さを嫌って屋内に籠もっているため
秋になるとうれしくて外に出て行ってしまうからだろう。虫か。
そろそろ涼しくなるだろうか。
もう外に出たくてしようがない。
折り折りて
小津夜景さんにおみやげ及び『かもめの日の読書』刊行お祝いとしてペパニカを贈った。
実は気に入って、じぶんの分も買ってしまっていた。
厚紙シートを切り離して組み立てるものなので、キットの状態ではA4の紙2枚、ノートぐらいの容量だ。
旅装にもかさばらなくてよかろう、などと思いはしたが、好奇心に負けて、ひとつ自分の分を組み立ててみよう、と思い立った。
思い立ってよかったような気がする。作るのが存外に難しかったのだ。
伸縮する蛇腹部分は1枚の紙で出来ている。
山折りと谷折りをほどこした紙を、根性で曲げると四角い筒になる。
カメラのベローズを作っている家の者からはあっさり「ああ、折り方があるよね」と言われてしまう。
そういえば、高度な折り紙でらせんなど折っている人達は数学者だったりしたな、などととりとめのないことを思い出す。
結局夜景さんには完成品を手渡した。ニースの空のもと、明るい「ソ」の音が鳴り響くといい。
数日後、もうひとつのキットを組み立てた。
今度こそ自分のぶんだ。
さきの経験が活きて、半分ぐらいの時間でできてしまった。
慣れってすばらしくおそろしい。
鳴らしたら猫が変な顔でこっちを見た。
よもぎデイズ
すっかり猫日記みたいになってますが、やはり猫の日記です。
某月某日
よもぎ滞在一ヶ月、動物病院で二回目のワクチン。
歯の状態がよろしくないとのことで次の診察で術前検査をしてもらう予定。
後ろ足に力が入らないようで、ジャンプなどができない。
サプリメントを与えてみることにする。
某月某日
滞在している部屋のドアに猫ドアを設置、廊下の階段降り口にベビーゲートを設置。
歩ける範囲が増える。
猫ドアはなんとかして開けて通っている模様(先住猫は猫ドアを開けないので年中開きっぱ)
サプリメントはソフトカプセルで、そのままでは食べないので割ってウェットフードに混ぜて与える(割っても平気、と病院で教わった)。
むしゃむしゃ食べる。
某月某日
キャットタワーに登らなくなった。というか、もともと登っていなかった(下り専用)
出窓に接しているのでタワーづたいに登ったらいいのに…という人間の思惑は通じなかった。
前脚の力で出窓に直接這い上がり、帰りはタワーを降りる、というのをやっていたのがめっきり回数が減り、ほとんど登らなくなった。
やはり足腰が痛いのかもしれない。なお前脚はガチムチ。
某月某日
術前検査に病院へ。
血液検査OK、老猫なので術後の予想される経過、麻酔のリスクなど説明を受ける。
保護時は15歳ぐらいですかね、と聞いていたけれどその後の様子や歯の状態などからもっといってるのでは…とのこと。
麻酔の醒め方によっては入院させましょう、とのこと。
前日夕食後当日朝まで絶食、など説明を受ける。わかりました、と聞きつつ超動揺。
某月某日
手術前夜、何かを察したのか餌を半分以上残す。家に来てはじめて。
某月某日
手術当日。ふたりがかりで病院へ搬送、車中ではずっと不平不満を聞かされ「はいはーい」「そうだねー」と生返事を繰り返す。
執刀医に引き渡し。
帰って気もそぞろに仕事。
夕方、お迎え。手術は無事成功、抜いた歯を見せてもらう。たくさん。
実は手術終了時にもらった電話の後ろで不平不満を述べていたのが聞こえていた。
経過は良好で、夜遅くに餌を与えてもよい、とのこと。
エリザベスは嫌がりはずす。
部屋に帰ったところ麻酔の影響でフラフラになりながら部屋を徘徊し、何度も転ぶ。
深夜にペーストの餌を与えたところぺろりとたいらげた。
ほどなくトイレも使う。トイレでも何度も転ぶ。
某月某日
二週間後、術後診察。
懸念していた抗生物質はウェットフードに混ぜたところすべて食べてくれた。
歯茎の経過はよいとのこと。超安堵。
まだ糸があるけれど溶けるとのこと。
よもぎはFIVキャリアなので術後の経過に不安があった。
まったく問題なく、餌の食べ方も慣れてきたようで、スムーズになってきた。
食べ残しもなくなってきた。
サプリメントの効き目は地味にあるようで、歩き方のヨタヨタ加減が少しずつ軽減しているようだ。
毎日おじさんの膝でのんのんしているらしい。結構結構。
某月某日
よもぎ滞在一ヶ月、動物病院で二回目のワクチン。
歯の状態がよろしくないとのことで次の診察で術前検査をしてもらう予定。
後ろ足に力が入らないようで、ジャンプなどができない。
サプリメントを与えてみることにする。
某月某日
滞在している部屋のドアに猫ドアを設置、廊下の階段降り口にベビーゲートを設置。
歩ける範囲が増える。
猫ドアはなんとかして開けて通っている模様(先住猫は猫ドアを開けないので年中開きっぱ)
サプリメントはソフトカプセルで、そのままでは食べないので割ってウェットフードに混ぜて与える(割っても平気、と病院で教わった)。
むしゃむしゃ食べる。
某月某日
キャットタワーに登らなくなった。というか、もともと登っていなかった(下り専用)
出窓に接しているのでタワーづたいに登ったらいいのに…という人間の思惑は通じなかった。
前脚の力で出窓に直接這い上がり、帰りはタワーを降りる、というのをやっていたのがめっきり回数が減り、ほとんど登らなくなった。
やはり足腰が痛いのかもしれない。なお前脚はガチムチ。
某月某日
術前検査に病院へ。
血液検査OK、老猫なので術後の予想される経過、麻酔のリスクなど説明を受ける。
保護時は15歳ぐらいですかね、と聞いていたけれどその後の様子や歯の状態などからもっといってるのでは…とのこと。
麻酔の醒め方によっては入院させましょう、とのこと。
前日夕食後当日朝まで絶食、など説明を受ける。わかりました、と聞きつつ超動揺。
某月某日
手術前夜、何かを察したのか餌を半分以上残す。家に来てはじめて。
某月某日
手術当日。ふたりがかりで病院へ搬送、車中ではずっと不平不満を聞かされ「はいはーい」「そうだねー」と生返事を繰り返す。
執刀医に引き渡し。
帰って気もそぞろに仕事。
夕方、お迎え。手術は無事成功、抜いた歯を見せてもらう。たくさん。
実は手術終了時にもらった電話の後ろで不平不満を述べていたのが聞こえていた。
経過は良好で、夜遅くに餌を与えてもよい、とのこと。
エリザベスは嫌がりはずす。
部屋に帰ったところ麻酔の影響でフラフラになりながら部屋を徘徊し、何度も転ぶ。
深夜にペーストの餌を与えたところぺろりとたいらげた。
ほどなくトイレも使う。トイレでも何度も転ぶ。
某月某日
二週間後、術後診察。
懸念していた抗生物質はウェットフードに混ぜたところすべて食べてくれた。
歯茎の経過はよいとのこと。超安堵。
まだ糸があるけれど溶けるとのこと。
よもぎはFIVキャリアなので術後の経過に不安があった。
まったく問題なく、餌の食べ方も慣れてきたようで、スムーズになってきた。
食べ残しもなくなってきた。
サプリメントの効き目は地味にあるようで、歩き方のヨタヨタ加減が少しずつ軽減しているようだ。
毎日おじさんの膝でのんのんしているらしい。結構結構。
よもぎ噺
「よもぎ」がウチに来て二ヶ月経った。
iPhoneのカメラロールに外猫時代のよもぎの画像があった。
なんだったか忘れてるけど、くつろいでいるっぽい。
家のまわりで掃除をしたり、草取りをしていると、傍によってよくこのようにくつろいでいた。
最近の様子はこちら。
家の者の部屋のど真ん中でくつろいでいる。敷いているのは家の者のおさがりの防寒寝具。
よもぎのおかげで彼の部屋は相当片付いた。猫トイレとキャットタワーを置いても床が見える。奇跡である。
私は現場を見られたことがないのだけど、よもぎは毎日のように家の者の膝に乗ってイチャイチャしているらしい。我が家ではそれを「膝のんのん」と呼んでいる。
よもぎの元の飼い主はおじさんなので、やはりおじさんが好きなのかもしれない。
おじさん同士(よもぎの推定年齢は10歳〜なので)仲良くしているようで、結構なことだ。
よもぎはたぶんシャムと何かのミックスなのだろう。種類が何だったらいいということは特にないけれど、顔の色や柄を見るにつけそう思う。
毎日「かわいいね」「いいこだね」「いいうんこしたね」など語りかけている。ほめて(物理的に)伸ばす方針だ。
iPhoneのカメラロールに外猫時代のよもぎの画像があった。
なんだったか忘れてるけど、くつろいでいるっぽい。
家のまわりで掃除をしたり、草取りをしていると、傍によってよくこのようにくつろいでいた。
最近の様子はこちら。
家の者の部屋のど真ん中でくつろいでいる。敷いているのは家の者のおさがりの防寒寝具。
よもぎのおかげで彼の部屋は相当片付いた。猫トイレとキャットタワーを置いても床が見える。奇跡である。
私は現場を見られたことがないのだけど、よもぎは毎日のように家の者の膝に乗ってイチャイチャしているらしい。我が家ではそれを「膝のんのん」と呼んでいる。
よもぎの元の飼い主はおじさんなので、やはりおじさんが好きなのかもしれない。
おじさん同士(よもぎの推定年齢は10歳〜なので)仲良くしているようで、結構なことだ。
よもぎはたぶんシャムと何かのミックスなのだろう。種類が何だったらいいということは特にないけれど、顔の色や柄を見るにつけそう思う。
毎日「かわいいね」「いいこだね」「いいうんこしたね」など語りかけている。ほめて(物理的に)伸ばす方針だ。
その後の猫、A・B・C・D・E
昨年の後半、喜怒哀楽書房さんの機関誌「喜怒哀楽」にエッセイ「猫、A・B・C・D・E」を寄稿した。
(リンク先のバックナンバーからPDFをご覧いただけます。2017年の8・10・12月号です)
今日は猫の日ということで、登場猫物たちのその後のことを書いてみる。
猫Aこと飼い猫綸子(りんこ)氏は相変わらず元気である。今年の3月で我が家に迎えて丸9年になる。推定年齢は3〜5歳から12〜14歳になったはずだけど行動原則はほとんど変わっていない。よく食べ、よく眠り、膝に飛び乗ってくる。人気のないリビングでは禁じられたダイニングテーブルの上に乗り、人間が来た途端飛び降りて素知らぬふりをしている。
猫C・Dは秋口に数ヶ月見かけなくなった後(面倒を見ていたTさんから最近来ない、ときいていた)、ひょっこり戻ってきた。Dはもう仔猫の面影はなく、雄猫を見かけると喧嘩をふっかけるようになった。ひところ夜な夜なDのうなり声と喧嘩する物音が聞かれた。それまで一緒に過ごしていた猫にも挑みかかるため、Tさんからも怒られていたようだ。
最近はあまりうなり声を聞かない。相変わらずTさんの後ろを追いかけて歩いている姿を見かける。
猫Eは数件の家で今もかわいがられているようで、がちむちボディーでお散歩している姿を目にする。
そして猫Bは、我が家の猫になった。
年末頃、Bに猫風邪の症状が現れはじめた。その少し前から敷地の一角に段ボールを置いて雨風をしのげるようにしておいたが、急に具合が悪くなり、段ボールから起き上がるのがやっとの日々が続いた。
ウェットタイプの餌も食べず、口元にあてがったちゅーるを少し嘗めるだけでやめてしまう。
それとはまた別の話で、私が猫に給餌するのを快く思わない近所の人によって、いやがらせをされるようになっていた。具体的には、レジ袋に入れた動物の糞を玄関先に投げ込まれたり、家の前で大声で文句を言われたり、など(どちらもこちらから見えないようにされて、直接文句を言ってはこない。陰湿だ)。猫が好きで、地域猫的に世話をする人もいれば、庭に糞などをされて迷惑がっている人もいることは知っていた。なるべく被害のないよう、餌を据え置いたりせず、猫用のトイレを設置し、目についた糞を集めるなどはしていた。でもまあ、そういう問題じゃないのでしょうね。ウチに糞を投げ込んだところで、野良猫がそこんちの庭に来なくなることはないと思うし。
そもそも私がここに住む以前からこの界隈には猫が住んでいた。畑や田んぼが隣接し、庭付きの戸建てのあいだに雑木林が残るこの地域は、都会のど真ん中とは違い、さまざまな動物が生息している。いろんな動物の「落とし物」がされるのは仕方ないことだろうと思っていたが、八つ当たりのようにして鬱憤を晴らそうとする人もいるのだなあと残念だった。
このままでは猫そのものに危害を加えられるかもしれない。家の者にも私にも迷いはなかった。
年があけてじき、Bを連れて病院へすっとんでいった。
BはFIVキャリアだったため、先住猫とは別の部屋で元気に暮らしている。
おそらく10年ぐらいは外暮らしだったであろう彼が、完全室内暮らしを少しでもエンジョイしてくれているといいのだが。
Bの新しい名前は「よもぎ」です。よもちゃん、よもさん、などと呼ばれている。
二猫二人体制となった我が家の今年の猫の日は、去年よりちょっとだけ賑やかだ。
(リンク先のバックナンバーからPDFをご覧いただけます。2017年の8・10・12月号です)
今日は猫の日ということで、登場猫物たちのその後のことを書いてみる。
猫Aこと飼い猫綸子(りんこ)氏は相変わらず元気である。今年の3月で我が家に迎えて丸9年になる。推定年齢は3〜5歳から12〜14歳になったはずだけど行動原則はほとんど変わっていない。よく食べ、よく眠り、膝に飛び乗ってくる。人気のないリビングでは禁じられたダイニングテーブルの上に乗り、人間が来た途端飛び降りて素知らぬふりをしている。
猫C・Dは秋口に数ヶ月見かけなくなった後(面倒を見ていたTさんから最近来ない、ときいていた)、ひょっこり戻ってきた。Dはもう仔猫の面影はなく、雄猫を見かけると喧嘩をふっかけるようになった。ひところ夜な夜なDのうなり声と喧嘩する物音が聞かれた。それまで一緒に過ごしていた猫にも挑みかかるため、Tさんからも怒られていたようだ。
最近はあまりうなり声を聞かない。相変わらずTさんの後ろを追いかけて歩いている姿を見かける。
猫Eは数件の家で今もかわいがられているようで、がちむちボディーでお散歩している姿を目にする。
そして猫Bは、我が家の猫になった。
年末頃、Bに猫風邪の症状が現れはじめた。その少し前から敷地の一角に段ボールを置いて雨風をしのげるようにしておいたが、急に具合が悪くなり、段ボールから起き上がるのがやっとの日々が続いた。
ウェットタイプの餌も食べず、口元にあてがったちゅーるを少し嘗めるだけでやめてしまう。
それとはまた別の話で、私が猫に給餌するのを快く思わない近所の人によって、いやがらせをされるようになっていた。具体的には、レジ袋に入れた動物の糞を玄関先に投げ込まれたり、家の前で大声で文句を言われたり、など(どちらもこちらから見えないようにされて、直接文句を言ってはこない。陰湿だ)。猫が好きで、地域猫的に世話をする人もいれば、庭に糞などをされて迷惑がっている人もいることは知っていた。なるべく被害のないよう、餌を据え置いたりせず、猫用のトイレを設置し、目についた糞を集めるなどはしていた。でもまあ、そういう問題じゃないのでしょうね。ウチに糞を投げ込んだところで、野良猫がそこんちの庭に来なくなることはないと思うし。
そもそも私がここに住む以前からこの界隈には猫が住んでいた。畑や田んぼが隣接し、庭付きの戸建てのあいだに雑木林が残るこの地域は、都会のど真ん中とは違い、さまざまな動物が生息している。いろんな動物の「落とし物」がされるのは仕方ないことだろうと思っていたが、八つ当たりのようにして鬱憤を晴らそうとする人もいるのだなあと残念だった。
このままでは猫そのものに危害を加えられるかもしれない。家の者にも私にも迷いはなかった。
年があけてじき、Bを連れて病院へすっとんでいった。
BはFIVキャリアだったため、先住猫とは別の部屋で元気に暮らしている。
おそらく10年ぐらいは外暮らしだったであろう彼が、完全室内暮らしを少しでもエンジョイしてくれているといいのだが。
Bの新しい名前は「よもぎ」です。よもちゃん、よもさん、などと呼ばれている。
二猫二人体制となった我が家の今年の猫の日は、去年よりちょっとだけ賑やかだ。
![]() |
| 綸子氏 |
![]() |
| よもぎ氏 |









