2018年からやっている「句集歌集逍遙」というブックレビューがそろそろ溜まってきたのでまとめておきます。
今後も不定期で書いていく予定です。
秦夕美・藤原月彦『夕月譜』
https://sengohaiku.blogspot.com/2020/01/syouyou009.html
柳本々々・安福望
『バームクーヘンでわたしは眠った もともとの川柳日記』
https://sengohaiku.blogspot.com/2019/12/syouyou008.html
今泉康弘『人それを俳句と呼ぶ—新興俳句から高柳重信へ—』
https://sengohaiku.blogspot.com/2019/11/syouyou007.html
木下龍也・岡野大嗣『玄関の覗き穴から差してくる光のように生まれたはずだ』
https://sengohaiku.blogspot.com/2019/06/syouyou006.html
山田耕司句集『不純』高山れおな句集『冬の旅、夏の夢』
https://sengohaiku.blogspot.com/2019/02/syouyou005.html
『兜太 TOTA』vol.1
https://sengohaiku.blogspot.com/2018/12/syouyou004.html
竹岡一郎『けものの苗』
https://sengohaiku.blogspot.com/2018/12/syouyou003.html
樋口由紀子『めるくまーる』
https://sengohaiku.blogspot.com/2018/11/syouyou002.html
佐藤清美『宙ノ音』
https://sengohaiku.blogspot.com/2018/11/syouyou001.html
noteをひっそり使ってます
少し前からnoteに過去の作品をアップしています。
…というのも、pabooが終了する、というお知らせが来たからなのですが…
その後運営会社が変更されたんだかなんだかで、サービス続行になったらしい。
しかしまあ、利便性とか考えて、登録だけしてほったらかしだったnoteを活用はじめました。
最近はネットのあれこれをすべてスマホで見る、という向きも多いそうですし、読みづらいものはできるだけ解消していこうと思います。
「豈」62号掲載の攝津幸彦記念賞準賞をいただいた「リクビダートル」全編を公開しました。
「豈」発売から一ヶ月あまり経ちましたし、なかなか手に入りづらいこともあると思うので。
画像はウクライナではなくて、日本の旅先の廃電車の車内を撮影したものです。10年ぐらい前のもの。
「リクビダートル」、構想というほどのものでもありませんが、長年喉の奥につっかえていた主題に取り組みました。応募作は30句だったのでこの形になりましたが、かなり削りましたし、なんというか間尺に合わない感じもあって。いつか何かのかたちでまとめることがあったら、50〜80句ぐらいの連作にバージョンアップする日がくるかもしれません。というかそうしたい。
(サムネイル用のとくに意味のないMUJI Cafeのプリンです)
…というのも、pabooが終了する、というお知らせが来たからなのですが…
その後運営会社が変更されたんだかなんだかで、サービス続行になったらしい。
しかしまあ、利便性とか考えて、登録だけしてほったらかしだったnoteを活用はじめました。
最近はネットのあれこれをすべてスマホで見る、という向きも多いそうですし、読みづらいものはできるだけ解消していこうと思います。
「豈」発売から一ヶ月あまり経ちましたし、なかなか手に入りづらいこともあると思うので。
画像はウクライナではなくて、日本の旅先の廃電車の車内を撮影したものです。10年ぐらい前のもの。
「リクビダートル」、構想というほどのものでもありませんが、長年喉の奥につっかえていた主題に取り組みました。応募作は30句だったのでこの形になりましたが、かなり削りましたし、なんというか間尺に合わない感じもあって。いつか何かのかたちでまとめることがあったら、50〜80句ぐらいの連作にバージョンアップする日がくるかもしれません。というかそうしたい。
(サムネイル用のとくに意味のないMUJI Cafeのプリンです)
和田さんのこと
和田誠さんがお亡くなりになった。
ひとつだけ「とっとき」の思い出があり、記して偲びたい。
2003年だからもう16年も前のことになる。刊行したばかりの歌集を和田さんにお送りしたところ、お手紙が添えられた句集が届いた。
手紙には“俳句をやっているので、詩歌の本を送ってくれたことがとてもうれしい”といった趣旨のことが書かれていて、句集にはこんな句が添えられていた。
和田さんの句はその画風のようにやさしく且つコスモポリタニズムあふれるもので、句材は多岐に亘りながら、すーっと風が吹き渡るような読後感が残る。
生前の和田さんには一、二度お目にかかった。これも15年程前だろうか、TISのイベントのオープニングパーティに伺った時、偶然居合わせ、気さくにお声がけくださった。夏前ごろだったのだろうか、和田さんはアロハにジーンズの出で立ちが決まっていた。パーティが終わり、二次会に走っていかれた(本当に走ってた)。
故人のご冥福を祈りつつ、絵や句をめくり、秋の夜長を過ごしたい。
ひとつだけ「とっとき」の思い出があり、記して偲びたい。
2003年だからもう16年も前のことになる。刊行したばかりの歌集を和田さんにお送りしたところ、お手紙が添えられた句集が届いた。
手紙には“俳句をやっているので、詩歌の本を送ってくれたことがとてもうれしい”といった趣旨のことが書かれていて、句集にはこんな句が添えられていた。
「巴里の皿無事に届きて小正月」この句は句集には収録されていない。歌集のタイトル「フラジャイル」にちなんで書いてくださったものなんだと思う。
歌集のタイトルはいわゆる"handle with care"、取扱注意をさす単語である、とあとがきにちゃんと書いてある。壊れやすいとかもろいとかJPOPの曲名からとったとか、事実無根であったり、あとがきをまったく読んでいないか無視しているっぽいことを好き放題言われがちだったが、意図をちゃんとふまえて、しかもこんな粋に反応してくださったのは、ほとんど和田さんおひとりだけだった。
うれしくてうれしくて、大事にしてきた。これからも書棚で見守っていてください。
人形も腹話術師も春の風邪 和田誠
おでん屋のたねそれぞれに唄ひけり
梅雨晴間窓にヒンデンブルグ号
秋の灯や集ひてやがて星になる
和田さんの句はその画風のようにやさしく且つコスモポリタニズムあふれるもので、句材は多岐に亘りながら、すーっと風が吹き渡るような読後感が残る。
生前の和田さんには一、二度お目にかかった。これも15年程前だろうか、TISのイベントのオープニングパーティに伺った時、偶然居合わせ、気さくにお声がけくださった。夏前ごろだったのだろうか、和田さんはアロハにジーンズの出で立ちが決まっていた。パーティが終わり、二次会に走っていかれた(本当に走ってた)。
故人のご冥福を祈りつつ、絵や句をめくり、秋の夜長を過ごしたい。
9月の現状
短歌研究社の月刊誌「短歌研究」10月号の別冊、「短歌研究ジュニア」編集委員を務めました。
「少年少女のための短歌マガジン」と銘打たれたこの本は何冊か続きます。いいですよねこのキャッチフレーズ。
古今東西の名歌から「オールタイムベスト」として選んだ100首を解説、くわえて現代の最先端の歌を紹介する、という本です。
読んでね。
*
東京四季出版「俳句四季」10月号で「最近の名句集を探る」座談会に『景色』を取り上げていただきました。
筑紫磐井・齋藤愼爾・今泉康弘・野口る理の4氏の鼎談です。齋藤愼爾さんにウケる句があってよかった…。いろんな意味で吃驚しました。
読んでね。
まったくの余談ですが『景色』は表廻りのデザイン(カバー・表紙・化粧扉)を除いて、本文のレイアウト・組版は著者がやっております。
たいしたこだわりがあったわけでなく、いろいろこまごまと指定するぐらいなら自分がやったほうが早い、というそれだけです。
著者自装はちょいちょいありますが著者自組みはどれぐらいあるのだろう。
来月さ来月もなにがしか成果物があるのでまた都度お知らせします。
「少年少女のための短歌マガジン」と銘打たれたこの本は何冊か続きます。いいですよねこのキャッチフレーズ。
古今東西の名歌から「オールタイムベスト」として選んだ100首を解説、くわえて現代の最先端の歌を紹介する、という本です。
読んでね。
*
東京四季出版「俳句四季」10月号で「最近の名句集を探る」座談会に『景色』を取り上げていただきました。
筑紫磐井・齋藤愼爾・今泉康弘・野口る理の4氏の鼎談です。齋藤愼爾さんにウケる句があってよかった…。いろんな意味で吃驚しました。
読んでね。
まったくの余談ですが『景色』は表廻りのデザイン(カバー・表紙・化粧扉)を除いて、本文のレイアウト・組版は著者がやっております。
たいしたこだわりがあったわけでなく、いろいろこまごまと指定するぐらいなら自分がやったほうが早い、というそれだけです。
著者自装はちょいちょいありますが著者自組みはどれぐらいあるのだろう。
来月さ来月もなにがしか成果物があるのでまた都度お知らせします。
句集前後日記
某月某日
句集を作るべく相談に、六花書林に伺う。
同社を訪ねるのは二度目。一度目は前の事務所で、某社誌のお手伝いの関係で…だったような。記憶曖昧。
ハード的な希望はわりと固まっていて、あとは中身をどうするか、ということに。
某月某日
句稿をああでもないこうでもないとこねくりまわす。
途中、小津夜景さんに相談メールをぽちっと。
あとがきにも書きましたが夜景さんには一部構成についてとても重要な示唆をいただきました。
人が人に相談する時、
背中を押してもらうタイプ
そっくりおまかせするタイプ
に大別できるような気がするのですが、自分は多分前者だと思われる。
丸々わからなくて、見当がつかないから、全部決めて、などとは言えない、言ったことがない。
今回もピンポイントで質問したつもり。
そして夜景さんのアドバイスもとても的確で、整理されたものだったのでした。
私は基本、他力を頼ることが下手クソな人間なので、頼られた人が困ることが多々あるのではないかと思う。
それでなるべく頼らないように…と自重だか修行だかわからない状態になってしまう。
そんな私に力を貸してくださって、本当に皆さんありがとうございます…。
もうこの年になって下手クソも何もないんですが。
性根はなかなか変えられないものであります。
某月某日
句稿脱稿。
猫が突然餌を残したり水を大量に飲んだり、てんやわんやする。
某月某日
校了。
ちょっと記憶が曖昧なのですがこの頃並行して短歌アンソロジー「OCTO」の歌稿をまとめている。
某月某日
短歌アンソロジー「OCTO」の〆切到来、参加同人の作品がぞくぞく到着。
著者校を出すべくもりもり組版。
「OCTO」は同い年の歌人8人が集った本です。
現在結社にも所属しておらず、新作の発表機会もない私が現役バリバリな皆さんに混ぜてもらっていいのかな、と思いつつ嬉しい限り。
某月某日
「早割使うぞ!」と拳をふるい続け、「OCTO」無事早割入稿。
謹呈発送の相談や文フリ参加の相談など、メールやDMが飛び交う。
某月某日
『景色』完成。
届いた包みを開けて「おお…」と声に出して言う。
ラフや設計書はいただいていたけれど、やはり実物を見ると感慨もひとしお。
(ラフを見たときも内心で「おお…」と言った)
某月某日
『景色』発送作業のため六花書林へ。
助っ人様に手厚くお手伝いいただきなんとかかんとか作業終了。
途中某劇団についてのレクチャーをいただいたり、壇内事情など手を動かしつつ雑談に花が咲く。
DちゃんまたはKちゃん、装幀家真田さんも交えて、お祝いのお食事へ。
某月某日
文学フリマ東京へ、たぶん3年ぶりに参加。
富田睦子さんの「ロクロクの会+」スペースで、「OCTO」「66」などに交えて『景色』も置かせていただく。「OCTO」同人がぞくぞく到着する賑やかなブース。
持参した『景色』はまさかの完売。背負って帰るの重くてやだな…(基本ネガティブ)と真剣に考えていたのに!
離席中に同人諸氏も買ってくださったことを後で知る(にぶい)。みんな…武士の娘なんだから!(?)ありがとう!
私も一応10年ちょっと短歌結社に所属していたわけですが、最初の数年は宮城の片田舎にいて同年代の知り合いは皆無でした。関東へ来てからも結社の会で同年代の会員、って少なかったよなあ。こんな大勢の、年齢が近しい集団できゃあきゃあ言うのは初めてみたいなもので、新鮮な体験でした。
句集を作るべく相談に、六花書林に伺う。
同社を訪ねるのは二度目。一度目は前の事務所で、某社誌のお手伝いの関係で…だったような。記憶曖昧。
ハード的な希望はわりと固まっていて、あとは中身をどうするか、ということに。
某月某日
句稿をああでもないこうでもないとこねくりまわす。
途中、小津夜景さんに相談メールをぽちっと。
あとがきにも書きましたが夜景さんには一部構成についてとても重要な示唆をいただきました。
人が人に相談する時、
背中を押してもらうタイプ
そっくりおまかせするタイプ
に大別できるような気がするのですが、自分は多分前者だと思われる。
丸々わからなくて、見当がつかないから、全部決めて、などとは言えない、言ったことがない。
今回もピンポイントで質問したつもり。
そして夜景さんのアドバイスもとても的確で、整理されたものだったのでした。
私は基本、他力を頼ることが下手クソな人間なので、頼られた人が困ることが多々あるのではないかと思う。
それでなるべく頼らないように…と自重だか修行だかわからない状態になってしまう。
そんな私に力を貸してくださって、本当に皆さんありがとうございます…。
もうこの年になって下手クソも何もないんですが。
性根はなかなか変えられないものであります。
某月某日
句稿脱稿。
猫が突然餌を残したり水を大量に飲んだり、てんやわんやする。
某月某日
校了。
ちょっと記憶が曖昧なのですがこの頃並行して短歌アンソロジー「OCTO」の歌稿をまとめている。
某月某日
短歌アンソロジー「OCTO」の〆切到来、参加同人の作品がぞくぞく到着。
著者校を出すべくもりもり組版。
「OCTO」は同い年の歌人8人が集った本です。
現在結社にも所属しておらず、新作の発表機会もない私が現役バリバリな皆さんに混ぜてもらっていいのかな、と思いつつ嬉しい限り。
某月某日
「早割使うぞ!」と拳をふるい続け、「OCTO」無事早割入稿。
謹呈発送の相談や文フリ参加の相談など、メールやDMが飛び交う。
某月某日
『景色』完成。
届いた包みを開けて「おお…」と声に出して言う。
ラフや設計書はいただいていたけれど、やはり実物を見ると感慨もひとしお。
(ラフを見たときも内心で「おお…」と言った)
某月某日
『景色』発送作業のため六花書林へ。
助っ人様に手厚くお手伝いいただきなんとかかんとか作業終了。
途中某劇団についてのレクチャーをいただいたり、壇内事情など手を動かしつつ雑談に花が咲く。
DちゃんまたはKちゃん、装幀家真田さんも交えて、お祝いのお食事へ。
某月某日
文学フリマ東京へ、たぶん3年ぶりに参加。
富田睦子さんの「ロクロクの会+」スペースで、「OCTO」「66」などに交えて『景色』も置かせていただく。「OCTO」同人がぞくぞく到着する賑やかなブース。
持参した『景色』はまさかの完売。背負って帰るの重くてやだな…(基本ネガティブ)と真剣に考えていたのに!
離席中に同人諸氏も買ってくださったことを後で知る(にぶい)。みんな…武士の娘なんだから!(?)ありがとう!
私も一応10年ちょっと短歌結社に所属していたわけですが、最初の数年は宮城の片田舎にいて同年代の知り合いは皆無でした。関東へ来てからも結社の会で同年代の会員、って少なかったよなあ。こんな大勢の、年齢が近しい集団できゃあきゃあ言うのは初めてみたいなもので、新鮮な体験でした。
10月-11月某日日記
10月7日
浅草橋の東京卸商センターにて豆本フェスタ3に出展。
手売りで直売のイベントに参加するのは5年ぶりほど。
※お手伝いとして団体イベントに行ったりはしてましたが。
今回は100ブースあるという。しかも、作家さん同士が共同出店しているブースもあるという。えええ何人いるのこの会場、という様相。
開場待ちのそこそこ長い列を横目に会場入り。
千客万来にて無事終了。あれこれ売り切れてしまって後半はナニでしたが楽しく過ごしました。
帰り際、会場から間近なスカイツリーを眺める。

10月某日
大江千里氏のジャズピアニストデビュー凱旋ライヴのためブルーノート東京へ。
なにを隠そう、生まれて初めて行ったライヴが彼の仙台公演だったというながーいファンでありまして。サイドボックスでもりもりご飯を食し、演奏を楽しんだ。
アルバム「boys mature slow」の曲てんこ盛り。付き合ってもらった家の者はトランペットの彼に注目してたようです。いい夜でした。
10月某日
豆本フェスタの余韻をにれがむ間もなく11月のニヒル牛2企画展「不思議な本展」の準備にいそしむ。ひとつひとつにえらい時間がかかってしまう→点数が減る→一点あたりの制作数が減る、というデフレスパイラル的な羽目に陥っているのは先月末(※豆本フェスタ3準備期間)もそうだったような気がするがどうしたらいいのかこれは。
10月某日
某日というか14日、週刊俳句に「愉快な人」10句掲載さるる。
同時掲載の手銭誠さんの10句から。
秋真昼沼に沈める銀の斧 手銭誠
旧道に運動会のあふれ出す
秋晴やカレーライスに刺さる匙
「銀の斧」の句でいいジャイアン、悪いジャイアン、普通のジャイアンを思い出してしまったことを謹んで告白しておきたい。
運動会のあふれ出す、はなんか、ささやかな町で行われる運動会の様子が浮かぶ。マンモス校でも別にいいのですが。
カレーライスに刺さる匙、は語呂のよさ、リズムの感じがカレーに匙を刺す勢いそのままのようで小気味よい佳句である。つきたて箸は無法かもしれないが匙はカレーに刺すものだ。
10月某日
会社の近くで同僚と飲む。もつ焼きとキンミヤの緑茶割り。
いろいろと黒い話を聞いたのに胃もたれしないのは彼女たちの人柄のせいかもしれない。うっかり長酒してあわてて帰る。
11月某日
西荻窪・ニヒル牛2にて「不思議な本展」開始。
搬入の日、カッティングマシン・クラフトロボがさっぱりうまく使えない!という話で盛り上がる。
今回の展示は個性的でハイクオリティな8名とご一緒させていただき、とても楽しくて刺激的でした。DMの制作も担当して、こちらも好評だったようで一安心。
11月某日
引っ越す。
引っ越しの多い人生で…とどこかに書いた気がするが、これで何度目かもうあやふやになってきた(17回目ぐらい…なはず)。
段ボールを請求したらそれじゃぜんぜん足りませんよ、と引っ越し業者さんに軽く言われ、希望数の倍ぐらいもらう。全部使い果たし、足りず、引っ越し当日の朝、近所のスーパーからさつまいもの箱をもらってくる(ご自由にどうぞ、と置いてあるやつがあるのだ)。
午後からの日程だったせいなのか、たまたま近隣に人がたくさんいたのか、次々と引っ越し屋の応援が駆けつけ、一時総勢8名になった。
なんだかチームプレイのスポーツみたいな雰囲気に。雨が降ったり止んだりの天候だったけれど夕刻に無事終了。さすがに暗い。しかし颯爽と帰っていくボーイズ。引っ越しのたびにボーイズに惚れそうになってしまう。
夏来ぬといへばジョージの胸毛かな・7月某日日記
7月某日
制作を担当した俳句同人誌「鏡」の創刊のお祝い、及び同誌の八田木枯さんの第3回小野市詩歌文学館賞受賞お祝いの会に寄せていただく。
祝賀会は夕方からなので、その前の句会にも参加した。袋回しでないちゃんとした句会に参加したのは○年ぶり(何年かもうよくわからない)。
夏来ぬといへばジョージの胸毛かな
われも寝む猫のひたひの真ん中に
ボートハウスにフナムシの這うばかり
馬鹿になる猫のあぎとを持ち上げて
野馬追の馬痩せてゐる薄暑かな
橋も虚ろ車も虚ろ白雨かな
揉瓜の分厚い瓜をよける箸
夏菊や権現様に逢ひに行く
など出句。「ジョージ」の句に一雄さんが笑って、木枯さんにコメントをいただけた。もう、今日の任務は完了だ。
句会の後高円寺に移動、おいしい料理とお酒をいただきながらはじめてお会いする他の同人諸氏にもご挨拶。10時ごろ(だったか?)散会。
7月某日
先月末でさるさる日記が終了していたことに気づく。アーカイブを落としそこねたことにも。
あんな日記やこんな日記があったよなあ、と感慨にふける。
7月某日
念願の四万六千日詣へ、浅草に参る。夜が本番だろうとは思うが混雑を避けるつもりで昼めがけて突撃。
結果、昼間も混んでいた。晴天でものすごく暑い。陽射しが強く浴衣の襟が汗みずくだ。
ほおずきを購い、御参りして雷除けをいただく。
地下足袋でほおずきを商う姐御衆がかっこよかった。
7月某日
東京堂書店の3階・地方小リトルプレスコーナーで「ぽっぺん堂」の豆本を扱っていただけることになり、納品へ。日本豆本協会の田中栞さんにお声がけいただいた。急ぎめのお話だったのでとりあえず在庫と急遽造り足したものを持参する。
場所は階段を登ってすぐ右手の棚です。(傍注:8月に入って作家カード的なものを追加展示しました)
7月某日
東直子さんのお誘いで句会。おいしい料理をいただきながらひととおりの後、移動して袋まわし。酒に酔ったあとはだいたいぐだぐだになる。今日もそのくちだった。
袋まわしの席題は東さんの著作に登場する小人、「ミトンさん」。わたしの思うミトンさんは少々金切り声の長い白髯のお爺さん。にったり笑いの似合う、歯が丈夫そうな人だ。
金魚玉かかへて渡る聖橋
昼寝から覚めて真青の国へ行く
くびすぢの汗疹かくしてゐるをんな
祖父が来る荒神松の枝提げて
肉団子刺してうれしい金の箸
肉塊をかかへて秋葉原めぐり
車座のミトンさん一人欠けてゐる
電子書籍ミニ句集「団栗交換日記抄」をリリースしました。
七月某日日記もあるのですがとりあえず告知です。
Pubooにてミニ句集「団栗交換日記抄」を公開開始しました。
2005年に作成した豆本「団栗交換日記」から抄出した13句で構成されています。
作成順からいうと「まるめろ主義」より以前の句です。
われながら硬直気味な句であります。
去年、「まるめろ主義」という和本の豆句集を作成したのですが
↓
55mm×50mmの和本で、後ろにうっすら置いてある夫婦函に入っています。
この書体、組みの体裁を今回の電書で使ってみました。
(ちなみにこの写真の函入り豆句集は現在「東京堂書店」で発売中です)
セプテンバー、いいですね。漢字の角丸加減と「かな」が案外古風な趣を持っているところがたまらなく好きです。
タテヨコどちらの組みでも座りがいいのもいとおしい。
句集の組み方というと版面センターよりちょい上、ページ2句〜5句(全集や文庫はその限りではありませんが)というのがスタンダードかなと思いますが、もっとずっと脱力した感じを出したくて考えました。脱力したい。
表紙の書体はモリサワの「フォーク」です。










